献花はどうしたらいい?焼香との違いや基本の流れをわかりやすく解説

2026年8月13日

「献花って、花をどう置けばいいの?」

葬儀に参列したとき、焼香ではなく「献花」を案内されることがあります。

特にキリスト教式の葬儀や、お別れ会、無宗教形式の葬儀などで行われることがあり、

「花はどちら向きに置くの?」

「焼香と何が違うの?」

「やり方を間違えたら失礼にならない?」

と戸惑う方も少なくありません。

大切な方とのお別れの場では、普段以上に「失礼のないようにしないと」と緊張してしまうものです。

ただ、献花も焼香と同じく、作法そのものより故人様を想ってお別れする気持ちが大切です。

今回は、献花の基本的な流れと、焼香との違いについてご紹介します。


献花とは?

献花とは、故人様への哀悼や感謝の気持ちを込めて、一人ずつ花を捧げるお別れの方法です。

一般的には、葬儀社などが用意した一輪の花を受け取り、祭壇前の献花台へ供えます。

キリスト教式で行われることが多い方法ですが、最近では宗教にとらわれないお別れ会や無宗教葬でも取り入れられることがあります。

家族葬でも、ご家族の希望に合わせて献花を取り入れることがあります。


献花の基本的なやり方

式場によって多少異なりますが、一般的には次のような流れです。

① 順番が来たら花を受け取る

スタッフから一輪の花を受け取ります。

このとき、花が右手側、茎が左手側になるように渡されることが一般的です。

受け取り方が分からなくても、スタッフが案内してくれるので慌てなくて大丈夫です。


② 故人様や祭壇へ一礼する

献花台の前まで進んだら、故人様や祭壇へ向かって一礼します。

ご遺族へ一礼する場合もありますが、式場の進行に沿って行えば問題ありません。


③ 花を持ち替える

献花台へ供えるときは、花をゆっくり回し、花の部分を自分側、茎の部分を祭壇側へ向ける形にするのが一般的です。

これは、花を故人様へ差し出すという考え方によるものです。

ただし、式場によって置き方が決められていることもありますので、スタッフの案内があればそれに従いましょう。


④ 献花台へ静かに置く

両手で花を持ち、静かに献花台へ置きます。

急いで置く必要はありません。

故人様との思い出を心の中で振り返りながら、ゆっくりお供えしてください。


⑤ 故人様へ黙とうや一礼をする

献花を終えたら、故人様へ一礼や黙とうをします。

キリスト教式の場合は、ご自身が信者でなければ、無理に十字を切る必要はありません。

静かに頭を下げ、故人様を想うだけでも十分です。


⑥ ご遺族へ一礼して席へ戻る

最後にご遺族へ一礼し、案内に従って席へ戻ります。

これで献花は終わりです。


焼香と献花は何が違う?

焼香と献花は、どちらも故人様へ哀悼の気持ちを伝えるための行為ですが、主に使われる宗教や方法が異なります。

項目 焼香 献花
主に行われる場面 仏式の葬儀・法要 キリスト教式・無宗教葬・お別れ会など
使用するもの 抹香・香炉
基本動作 香を焚き、合掌する 花を供え、一礼・黙とうする
作法の違い 宗派によって回数などが異なる 式場によって案内が異なる場合がある

「焼香と献花のどちらが正しい」というものではありません。

葬儀の形式や故人様、ご家族の考え方に合わせて選ばれます。


家族葬や一日葬でも献花はできる?

できます。

家族葬という言葉は、参列する方の範囲を表すものであり、必ず仏式で行うという意味ではありません。

そのため、家族だけのキリスト教式で献花を行うこともあれば、無宗教の家族葬で献花を取り入れることもあります。

一日葬でも、告別式のお別れ方法として献花を行うことができます。

一方、直葬では通夜や告別式そのものを行わないため、一般的な献花の時間を設けないこともあります。ただし、火葬前のお別れの際に花を手向けるなど、ご家族の希望に応じた方法を選べる場合があります。


花の種類は自分で用意する?

通常、式の中で行う献花については、葬儀社や式場側で準備された花を使用します。

参列者がそれぞれ好きな花を持参して献花台へ置くという形ではないことが一般的です。

カーネーションや菊などが使われることがありますが、花の種類は葬儀の内容によって異なります。

個人的に花を持参したい場合は、事前にご遺族や葬儀社へ確認しておくと安心です。


献花の作法を間違えたら失礼?

大きく気にする必要はありません。

葬儀という慣れない場所で、

「花を反対向きに置いてしまった」

「一礼のタイミングが分からなかった」

ということは十分あり得ます。

故人様を偲ぶために参列している方に対して、細かな動作の違いを責めるような場ではありません。

分からないときは前の方の動きを参考にしたり、スタッフの案内に従ったりすれば大丈夫です。


遺族として献花を行うときも、緊張しすぎなくて大丈夫です

ご家族の場合、

「自分たちが最初だから、きちんとしなければ」

と思われることがあります。

しかし、大切な方を亡くされた直後に、作法を完璧に覚えておく必要はありません。

葬儀の前にスタッフが流れをご案内します。

分からなければその場で確認しても構いません。

献花の時間は、正しい動きを見せるための時間ではなく、故人様へ「ありがとう」「ゆっくり休んでね」と心の中で伝える時間でもあります。


まとめ

献花の一般的な流れは、

  1. 花を受け取る
  2. 故人様や祭壇へ一礼する
  3. 花を持ち替える
  4. 茎を祭壇側へ向けて供える
  5. 黙とうや一礼をする
  6. ご遺族へ一礼して戻る

というものです。

焼香は主に仏式、献花はキリスト教式や無宗教葬などで行われることが多いという違いがあります。

ただし、どちらも一番大切なのは作法そのものではありません。

大切な方を前にすると、「間違えないように」と気持ちがそちらへ向いてしまうこともあります。

少しくらい作法が違っても大丈夫です。

故人様との時間を思い出しながら、心を込めて花を手向けていただければと思います。


すみれホールでは、加古川市・高砂市・稲美町・播磨町を中心に葬儀のお手伝いをしています。

葬儀の形式によっては焼香だけでなく、献花など別のお別れ方法を選ばれる場合もあります。

「献花をしたことがない」

「宗教が違うので作法が分からない」

という場合も、事前に流れをご案内しますので、遠慮なくスタッフへお尋ねください。

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