家族葬での喪主のあいさつは?そのまま使える簡単な例文も紹介
家族葬の打ち合わせをしていると、喪主をされる方から、
「最後にあいさつしないといけませんか?」
「何を話せばいいのか分かりません」
「人前で話すのが苦手なので短くても大丈夫ですか?」
と聞かれることがあります。
特に初めて喪主を務める場合、「きちんとしたことを言わなければ」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、家族葬の喪主あいさつは、難しい言葉を使って長く話す必要はありません。
参列してくださったことへの感謝を、自分の言葉で簡潔に伝えるだけでも十分です。
今回は、家族葬で喪主があいさつをするタイミングや内容、実際に話しやすい簡単な例文をご紹介します。
家族葬でも喪主のあいさつは必要?
家族葬でも、葬儀の中で喪主があいさつをすることがあります。
ただし、必ず長いあいさつをしなければならないわけではありません。
家族葬は親族や親しい方を中心に行うことが多いため、一般葬と比べて参列者との距離が近いのが特徴です。
そのため、
「本日は父のためにお越しいただき、本当にありがとうございました」
という程度の短い言葉でも、十分に気持ちは伝わります。
普段使わない難しい言葉を覚えることより、参列してくださった方へ感謝を伝えることを一番に考えてみてください。
喪主はいつあいさつする?
葬儀の形式によって多少異なりますが、喪主があいさつをする代表的なタイミングは次のような場面です。
- 通夜の終了時
- 葬儀・告別式の終了時
- 出棺前
- 会食の開始や終了時
ただし、すべての場面であいさつする必要があるわけではありません。
家族葬では、葬儀・告別式の最後や出棺前に一度だけ喪主からあいさつすることもあります。
実際の進行については司会者や葬儀担当者から、
「このあと喪主様からごあいさつをお願いします」
とタイミングをご案内します。
いつ立てばいいのか、どこで話せばいいのかまで覚えておく必要はありません。
家族葬の喪主あいさつは何を話せばいい?
基本的には、次の3つを意識すれば十分です。
① 葬儀に来ていただいたことへのお礼
② 故人様について一言
③ 最後にもう一度感謝を伝える
例えば、
「今日は父のためにお集まりいただき、ありがとうございました」
から始め、
「父も皆さんに見送っていただき、喜んでいると思います」
と故人様について触れ、
「本日は本当にありがとうございました」
と締める。
これだけでも立派な喪主あいさつになります。
そのまま使える|家族葬の喪主あいさつ例文
ここからは、実際の葬儀でも話しやすいように、できるだけ堅苦しい言葉を使わない例文をご紹介します。
一番シンプルな例文
本日はお忙しい中、父の葬儀にお越しいただき、本当にありがとうございました。
皆さまに見送っていただき、父も喜んでいると思います。
家族を代表してお礼申し上げます。本日はありがとうございました。
これくらいの長さでも十分です。
「何を話せばいいか分からない」「人前で話すのが苦手」という方は、無理に内容を増やさなくても構いません。
少し故人様のことを入れたい場合
本日は母のためにお集まりいただき、ありがとうございます。
母は人と話すことが好きでしたので、こうして皆さまに見送っていただけたことを、きっと喜んでいると思います。
生前、母と親しくしていただいたことにも家族一同感謝しています。本日は本当にありがとうございました。
故人様の人柄について、一言だけ加えた形です。
長い思い出話を用意しなくても、
「旅行が好きだった」
「いつも家族のことを気にかけていた」
「孫と過ごす時間を楽しみにしていた」
など、その方らしい一言があるだけで温かいあいさつになります。
本当に短く済ませたい場合
本日は父のためにお越しいただき、本当にありがとうございました。
皆さまに見送っていただけたことを、家族一同ありがたく思っています。
本日はありがとうございました。
これでも問題ありません。
喪主あいさつはスピーチ大会ではありません。
長さよりも、参列してくださった方への感謝が伝わることの方が大切です。
家族だけの葬儀なら、もっと自然な言葉でも大丈夫
参列者が本当に近い家族や親族だけであれば、あまり形式にこだわらなくてもよいでしょう。
例えば、
今日はみんな集まってくれてありがとう。
最後にこうして家族みんなで母を見送ることができて、本当によかったと思っています。
母もきっと喜んでいると思います。今日はありがとうございました。
このような話し方でも構いません。
普段「皆様にはご多用中にもかかわらず……」と言わない方が、葬儀のときだけ無理に難しい言葉を使う必要はありません。
むしろ家族葬では、普段の自分に近い言葉の方が気持ちが伝わることもあります。
故人様との思い出を話してもいい?
もちろん構いません。
喪主あいさつの中で、故人様との思い出や人柄について触れることもあります。
ただし、無理に感動的なエピソードを用意する必要はありません。
例えば、
「父は釣りが大好きでした」
「母は孫が遊びに来るのをいつも楽しみにしていました」
「口数の少ない父でしたが、いつも家族のことを気にしてくれていました」
といった短い一言でも、その人らしさは伝わります。
インターネットで見つけた立派な文章をそのまま読むより、ご自身が知っている故人様の姿を少し話す方が、そのご家族らしいあいさつになるでしょう。
あいさつの途中で泣いてしまったら?
喪主をされる方が心配されることの一つです。
「途中で泣いて話せなくなったらどうしよう」
と不安になるかもしれません。
ですが、大切なご家族の葬儀です。
言葉に詰まったり、涙が出たりすることは決して不自然なことではありません。
少し時間を置いてから続きを話しても構いませんし、どうしても話せなければ短くお礼だけ伝えて終えても大丈夫です。
最後まで完璧に読み切ることが喪主の役目ではありません。
参列されている方も、その状況を理解されています。
原稿を見ながら話しても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
喪主あいさつを暗記する必要はありません。
紙やスマートフォンなどに文章を書いておき、それを見ながら話しても構いません。
むしろ葬儀当日は緊張しているうえ、普段とは違うことが続いています。
覚えていたはずの言葉が出てこないこともあります。
事前に簡単な原稿を用意しておくだけでも安心できます。
すみれホールでも、何を話せばいいのか分からない場合は葬儀担当者や司会者へ相談していただけます。
通夜のあいさつはもっと短くても大丈夫
通夜でも喪主からあいさつする場合があります。
例えば、
本日はお忙しい中、父の通夜にお越しいただき、ありがとうございました。
皆さまにお参りいただき、家族一同感謝しています。
本日は本当にありがとうございました。
これくらいで十分です。
翌日に葬儀・告別式がある場合には、通夜と葬儀でまったく違う内容を考える必要もありません。
同じような内容になっても問題ありません。
一日葬の場合の喪主あいさつは?
一日葬は通夜を行わず、葬儀・告別式を中心に一日でお見送りする形式です。
そのため、葬儀・告別式の最後や出棺前などに喪主からあいさつすることがあります。
基本的な内容は家族葬と変わりません。
本日は母のためにお越しいただき、ありがとうございました。
皆さまのおかげで、家族みんなで母を見送ることができました。
本日は本当にありがとうございました。
この程度の短いあいさつでも十分です。
直葬でも喪主あいさつは必要?
直葬は、一般的に通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬を中心に故人様をお見送りする形式です。
そのため、一般的な葬儀のように「喪主あいさつ」という時間を設けないことも多くあります。
ごく近い家族だけで火葬場へ行くのであれば、形式的なあいさつをする必要はないでしょう。
直葬だから失礼ということでも、あいさつをしないから故人様を大切にしていないということでもありません。
葬儀の形に合わせて考えれば大丈夫です。
避けた方がいい言葉はある?
葬儀のあいさつでは、「重ね重ね」「たびたび」など、不幸が繰り返されることを連想させる「忌み言葉」を避けるという慣習があります。
ただし、それを気にするあまり、
「この言葉は使っていいのだろうか」
「間違えたら失礼になるのでは」
と、必要以上に緊張する必要はありません。
特に家族葬では、難しい言い回しを使わず、
「来ていただいてありがとう」
「見送っていただいてありがとう」
という気持ちを、自分が普段使う言葉に近い形で伝えることをおすすめします。
加古川市・高砂市・稲美町・播磨町で家族葬をお考えの方へ
すみれホールでは、加古川市・高砂市・稲美町・播磨町を中心に葬儀のお手伝いをしています。
実際の打ち合わせでも、
「喪主のあいさつを考えてもらえませんか?」
「短くても大丈夫ですか?」
「人前で話すのが苦手です」
と相談されることがあります。
もちろん、最初から文章を考えておく必要はありません。
故人様がどんな方だったのか、どなたが参列されるのかを伺いながら、話しやすい内容を一緒に考えることもできます。
また、当日のタイミングについても司会者や担当者からご案内します。
初めて喪主をされる方が「葬儀の進行も、あいさつも全部覚えなければ」と構える必要はありません。
もちろん挨拶文のご準備や代理のごあいさつもさせていただきます。
まとめ|家族葬の喪主あいさつは「ありがとう」が伝われば十分です
家族葬での喪主あいさつは、立派な文章を用意することが目的ではありません。
基本的には、
「来ていただいたことへのお礼」
「故人様について一言」
「最後にもう一度感謝」
この3つがあれば十分です。
そして、故人様について何か話さなければならないわけでもありません。
言葉に詰まっても、原稿を見ても、短くても大丈夫です。
例えば、
本日は父のためにお越しいただき、本当にありがとうございました。
皆さまに見送っていただけたことを、家族一同ありがたく思っています。
本日はありがとうございました。
これだけでも、きちんとした喪主あいさつです。
葬儀の場だからといって、普段使わない難しい言葉を並べる必要はありません。
その方自身の言葉で「今日は来てくれてありがとう」と伝える。
家族葬だからこそ、そのくらい自然なあいさつの方が、ご家族や参列された方の心に残ることもあるのではないでしょうか。
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